2012年7月5日木曜日

お笑い「小沢一郎」を書いた、3日の新聞各紙社説

「お笑い『小沢一郎』」というのがピッタリなのかもしれない。
小沢が離党した翌日の新聞各紙の社説を読みくらべてみた。「お笑い『東京新聞』」以外は、どれも似た論調だから、あまり面白みはない。多くの人が感じているそのまんま。
それにしても、この人はどこまで日本の足を引っ張るのだろうかね。まあそれも近いうちにようやく終わるのだろうけれど。

●日経:
「破綻した2009年のマニフェスト(政権公約)の順守を求めるだけで、具体的な財源捻出策を示さぬ元代表らの姿勢は無責任だ。」と切り捨て、「選挙基盤が弱い若手議員が多いこともあって、新党の前途は極めて多難だ。」とご親切に心配している。

●産経:
離党者が意外に少なかったのを「小沢氏の一連の行動に対し、国民が冷ややかに見ているだから」とし、「今回の小沢氏の動きを見れば・・・またかというのが率直な印象だろう」と述べ、「自らの権力を守ることを最優先させる『小沢政治』は今回の離党劇で完全に終焉を迎えたのではないか。」と切り捨てた。

●読売:
「党内の路線闘争に敗れ、追い込まれた末の離党である。」とし、民主党がむしろすっきりし「党内の一体感が高まり、政策決定が円滑に進む可能性もある」とした。

●朝日:
「実行不能の公約を振りかざし、またぞろ政治をかき回す。そんな小沢氏に対する、民意の疑念が読み取れないか。」と、小沢の裸の王様ぶりを指摘。

●毎日:
「もともとの狙いである党内の主導権奪還の展望がなくない、離党に追い込まれたというが実態ではないか」「『数は力』の手法の古さ、いびつさを吐露したと言える」と冷ややかに分析した。

●東京:
「小沢氏の『壊し屋』としての悪癖が出たとの味方が喧伝されるが、そうした切り口だけでは事の本質が見えてこない。」として小沢の離党は民主党崩壊の始まりであり、崩壊の理由は、自民と似通った政策を推し進め、「民の声が届かない政治」だと、小沢批判より民主党の政策に噛みついている。

こうしてまとめてみると、特異な東京新聞以外、小沢氏への冷ややかな目は各紙どれも大差はないようだ。ちょっと面白みに欠けるが、まあこれが本筋なんだろう。

「小沢さんさようなら。」といったところか。

※実はこの項は、「君子豹変す」から掘り起こして書き始めたけど、そこの部分が長くなってしまったので、分けました。分けると、自分でも「何が言いたかったのか」わからなくなってしまいました。


7月1日読売新聞より「引用」

7月3日毎日新聞より「引用」
7月3日朝日新聞より「引用」

7月3日日経新聞より「引用」

7月3日産経新聞より「引用」

7月3日東京新聞より「引用」

7月3日読売新聞より「引用」

7月4日朝日新聞より「引用」


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