公式HPより |
50を超してから本格的に走り始めた者にとって、まだ3年足らずの経験は、ハーフマラソンに己を留めている。
で、3度目のレースも、ハーフだった。10月6日、「やまがたまるごとマラソン」
タイムはネットで1時間45分23秒。ほぼキロ5分で走ることができた。前日まで風邪気味で、宿泊先のホテルで夜、悪寒がしていたのだが、なんとか力を出し切った。
長々書いている参戦記の駄文は別項に載せるので、ここではハーフマラソン参加の「教訓」を簡単に記したい。シロウトランナーの私は、どうもう本や雑誌に書いてあることを信じたがるし、メーカーの宣伝にものせられてしまう。いろいろためしてみた結果が以下のような「知見」になった。
○カーボローディング
公式HPより 小柄な野口さん |
○レース前、中のエネルギー補給
後半のスタミナはやはりエネルギー補給があるといい。
今回は、朝食(午前6時半:スタート2時間半前)ではごはんを軽く1膳とわかめたっぷりの味噌汁、納豆、野菜サラダ、トマトジュース、それにミニクロワッサン2つとコーヒー2杯。(ホテルのバイキング)をとった。
そしてレース直前にはアミノバイタル・スーパースポーツを摂取。
レースにはアミノバイタル・パーフェクトエネルギーをポケットに入れて走った。これは15㌔の標識を過ぎたあとのエイドステーションで水分補給で立ち止まった時に、一気に補給した。しかしタイミングとしては、少し遅かったかもしれない。
※アミノバイタルについて
私は「味の素」の回し者でも、熱烈なファンでもない。たまたま以前東京で買って、自宅に置いてあったモノを持っていっただけだ。前日、山形駅前のマツモトキヨシと、住宅地の地元大手ドラッグストア「ヤマザワ」を見たが、アミノバイタル系のサプリは売っていなかった。
容器が小ぶりなのでレースに持って走るには、ちょうどいい大きさだ。グリコの「1 minutes」は、東京でもドラッグストアではほとんど見かけない。
顆粒状の「アミノバイタル」は、普段水泳の前に飲んでいる。
○やはり、ハーフでも後半は「筋肉勝負」だ。
12㌔付近から川沿いを遡る緩い坂道が2キロ近く続いた。ここでスピードを落とす人々が数多くいた。この時モノを言ったのが金さんの本に書いてあったように、やはり筋肉だ。結果的にスピードを落とさず走り抜けた。
筋トレは、平均すると2週に3回程度行ってきた。トシをとると筋トレをしても、あまり「鍛えられた」という実感はわかない。でも、わずかだがすこしずつウェイトをあげていった。どの程度の筋トレか、別稿で整理したい。
○トシ寄りにはスパートは難しい。
最後の5~6㌔になり、川沿いの緩い下り坂でスパートした。この時の目標は時計を見て、1時間45分以内だった。しかし、スタミナが残っている割には、あまり速度は稼げなかった。スピードに足の振りが追い付かないのだ。
レース後、5キロごとのラップを見てみると、確かに5キロで1分半ほどタイムを縮めてはいるが、自分で思ったほどにはスパートが切れなかった。12㌔~13㌔が今の自分の有酸素運動と無酸素運度の境目体力なのかもしれない。
まあ、キロ5分以上の“スピード練習”などまったくしたことがないのだから無理もないけど。21キロメートル全体のスタミナ配分を考えるのは結構難しい。
5㌔ごとのラップは15㌔から上がった |
ワセリンは足指とゼッケンの安全ピンがあたる胸に塗った。
ゴールした時、爪は痛くなっていたが、その他はあまり痛みは残っていなかった。翌日になっても足の筋肉に疲れはさほど感じなかった。
○やまがたまるごとマラソンについての感想。
初めての大会だったが、県庁の所在地の山形市中心部での開催で、主催の市だけでなく、県も何かと後押ししていたみたいで、結構大きな大会になっていた。仮設トイレも多く、また荷物の預かりも体育館を利用してきちんとしていた。記録は5キロごとのラップを出してくれるのもよかった。
公式サイトを見れば、すぐにアップされていた。また参加者を名前やゼッケン番号から検索できるのもよかった。
○ゲストランナー「野口みずき」さん。
野口さんが、あまりにも小柄だったのには少々驚いた。この体格で、オリンピックで優勝したのかと思うと、すごい。スタートは偶然にも私の近く(群衆の中間地点)だったので、5キロ付近くらいまで、彼女の集団にくっついて走った。ほぼキロ5分くらいのペースで走っていたようだ。ゴール直前では立ち止まって「ハイタッチ」のサービスをしてくれていた。