2016年12月15日木曜日

手帳から「生き方」を考える。今年は『ナカバヤシ・ロジカルダイアリー』にした。



  毎年の手帳選びを悩む人も多いだろう。東急ハンズでも伊東屋でもこの時期になると手帳売り場は悩める老若男女が結構いる。
 
  私も悩む。だけどスタイルはこのところだいたい決まっている。業務はA5サイズ、持ち歩くのはA6サイズだ。また見開き1か月のカレンダー型を使う。

 しかしのこ範疇だけで、結構種類がある。ここ2年ばかりはコクヨの「Campus Diary」を使っていた。紙の質がいいし、何より薄い。(余計なページが少ない)ので、気に入っていた。
また「月曜始まり」なのも、性分として好きだ。
(休みは後にとっておく。まあ気分だけどね)

 コクヨの前は『手帳は高橋』のA6版を何年か使用していた。これも使いやすい、ページに切り込みが入っていて、各月をすぐめくれる。ただ、その分スペースが小さくなり、月間カレンダー型ではハコが小さくなる。少々書きにくいのと、ページが多いのが、私にとっては難だった。

  生来、手帳は予定表と基礎情報の記載にしか使っていない。備忘録としての日常のメモや情報は別のA6のメモ帳に記し、いっぱいになると整理してノートに書き写してきた。それがここ15年ほどの習慣だ。

 で、話をコクヨの「Campus Diary」に戻す。実は困ったことが起きた。勤務先で使用している卓上カレンダーや、またmicrosoft officeのメールソフト、OUTLOOKの予定表は、日曜始まりだということだ。一応使っているgoogle calendarは、始まるの曜日を設定できるが、OUTLOOKに合わせて日曜日にしていた。 これで時々ミスを犯す。
 
  どれかのカレンダーを見て、木曜日と思い込んでいた日が、実は水曜日だったとか、会社の会議に出す予定表に日付の曜日を間違えるというミスである。

高橋のA6手帳
これはひとえに自分の不注意によるものだ。ちゃんと確認していればいいだけの話かもしれない。けれども齢も重ね、注意力も低下、また時間に追われて急いで書き記す時もある。

  人間は(動物もそうなんだろうけど)、無意識に論理(文字)より絵(図形)で物事を認識していることが多い。曜日を7つのBOXの何番目という位置関係で見ていて、そのためカレンダーによって位置が違うと間違えるのだ。
  これは、あまり効率の使い方ではない。
 
  それで、コクヨの『Campus』の代わりになるものはないか探した。
(やっと本題に入った。)
 そして見つけたのが「ナカバヤシのロジカルダイアリー」だった。ネットで見つけたけれど、やはり紙の質など実際に見てみたい。しかしハンズにも伊東屋にもなかった。伊東屋はそもそもナカバヤシの手帳を扱っていなかった。ハンズはB5の大きなものが1,2種あるだけだった。
 
 仕方なくアマゾンで購入。まあ高いものでないので失敗してもいいという気持ちで手に入れた。
日曜始まりの軍門に下ることになるが、しかたない。

 
『Campus』は月曜始まり これはこれで使いやすい
『Logical Diary』は年間カレンダーとひと月が見開き1頁という構成で、『Campus』と同様だ。余計なものは一切ない。(よくある、年齢早見表とか、度量衡とか、路線図とか)。それも同じだ。
『Campus』との違いは見ての通り、スペースが右にあること。それとこの写真では少し分かりにくいが、細かな線が薄く入っていて、小さな字で書くときも整理しやすいことだ。
 私のように「悪字」の者にはいい。

とにかく来年はナカナヤシで行こう。このあと何年、手帳が必要な人生を歩むかどうかわからないけど。





ナカバヤシ『Logical Diary』 は日曜始まり

と、ここまで、手帳の道具としての機能について考えてきたが、書いてみて、手帳の抽象的機能について、少し考えが及んだ。(タイトルも書きかえた)

 手帳というと、何年か前に、「希望がかなう手帳」とか、お金が貯まる「手帳」というのがはやった。どんなものか書店でパラパラめくって見た記憶があるが、あまり印象に残っていないのか忘れてしまった。
 
 確かに日々の予定を記すという「手帳」の役割は、自分がどう生きるか、どう生きたいかを確認することでもある。でも私自身も含めて、それって予め分かっているひとは、そういないのではないかな。文章と同じで、何を書きたかったは、書いてみて初めて、事後的jに分かることだもの。

 まあ、だからこそ手帳に予定を書いて、はじめて自分がやりたいこと、やるべきことが見えてくるとも言えるのだろう。そう考えてくると、手帳も使い方次第では、人生の道しるべになるということか。だから、「希望がかなう手帳」や「お金がたまる手帳」が出現しのも、ある意味では理にかなったことだったのだろう。

 勤務先の先輩の中に、その日あったことを手帳に書きとめる人が何人いた。そして時々見返していた。そのうちの一人は「自分はメモ魔」だからど言っていたけど、これってけっこう有効な使い方なのかもしれない。(余談だけどもメモ魔で手帳にいろいろ書き留めていた人は二人とも東大経済学部出身だった。たまたまだろうけどね)。
 ○手で書き記すことの有用性。○見返すことの復習性。それは「考える」ことにつながる。アタマがいい人だからそうしているのか、そうしているからアタマがいいのか分からないけど、実践してみる価値はあるかもしれない。実際私ももっと手帳を有効活用できないか試してみたけど、習慣を変えるのはなかなか難しい。私にとって手帳は予定表にしか、いまだなっていない。人生残りすくないけど、予定もだんだん減ってきたから、もう少し手帳を使ってみるかな。2017年は。

追伸:
ナカバヤシのロジカル手帳がセブンイレブンに置いてあることが判明!
身近なところにあるもんだ。



































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