2016年4月23日土曜日

「人生二毛作」と「考える」ということ

 『継続は力なり』とは、本当に的を射たことわざだ。齢を重ねると、この言葉の重みがずんと増してくる。ともかくも“良いこと”を細々でも愚直に続けることは、身に付き、実になる。
外山滋比古さんの本と言えば「思考の整理学」だが、91歳の時に書いたという、この「50代から始める知的生活術~「人生二毛作」の生き方~」は、手軽に読めるということでは、まあ50歳以上の人にはおススめかもしれない。
 言っていることは極めてシンプル。
・規則正しい生活
・身体を動かすこと(外山さんは散歩・ウォーキング)
・“考える”ことを続ける。
・人との会話
・様々な挑戦
・人生不義理・・・無駄な付き合いはやめる
等々だ。
中でも「考える」というのは、結構難しいことだ。トシをとると、深く考えることより経験則から物事を判断しがちだ。そういう“軽薄”な人間は周囲にたくさんいるし、自分もそうなりがちだ。
「考える」というのは基礎となるインプットが正しく、そして演算が合理的かつ理性的になされる必要がある。それを実践するのが年寄の務めだろう。






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