2016年2月11日木曜日

北朝鮮の長距離弾道ミサイルを最も喜んでいるのは安倍首相だ

netから「引用」
北朝鮮のミサイル発射で、各国は反発を強め、制裁に動き出している。日本も“いち早く”独自制裁を表明し、実際厳しい内容で動き出している。日本が射程に入るミサイルと核開発が、あの国で進んでいれば、それは脅威であり、止めさせるための様々な手立てを講じるのは当然のことであり、これに異論を唱える「日本人」はあまりいないだろう。
 それはそれとして、今回のことを一番喜んでいるのは、実は安倍首相だということには注目した方がいい。別に安倍首相が北朝鮮のシンパだとか、スパイだとか言っているのではない。彼ほど偏狭に「日本愛国的」な歴代首相もいないだろう。
 今回の独自制裁で当然北朝鮮との対話の窓口は閉ざされる。そうすると「拉致問題」の「解決」などというのは、絶対的に遠くなる。実際、拉致被害者家族会の飯塚代表は、今朝のニュースで、対話の窓口が閉ざされることに少なからぬ懸念を表面していた。

netから「引用」
安倍首相は、拉致問題で名を挙げた人物だ。思い出してほしい小泉政権の官房副長官として、拉致問題にかかわり、政治記者の表現を借りれば「頭角をあらわした」政治家だ。

この問題の解決を目指して汗をかく政治家として、大衆の支持を集めてきた。さめた見方をすれば、拉致問題という国民が「熱狂」しやすいテーマをうまく利用して支持を集めてきたと言える。彼は首相になってから「必ず私の代で解決します」と決意表面を国会をはじめさまざまな機会で表明してきた。
この問題の困難さは国民も国会議員もみな分かっている。だから解決できなかったとしても「公約違反だ」などと非難されることはない。それをうまく利用してきたとも言える。

「極めて困難な問題に対して正面から取り組む首相」も、しかしそろそろ落とし前をつけなければなるまい。しかしいまだ「解決」できないでいる。そこに今回のミサイル問題があった。制裁強化に異を唱える人はほとんいない。いたとしても大きな声にはならない。
そこには「北朝鮮が悪いから、拉致問題の解決も遠のいた」という暗黙知ができあがっている。
安倍首相は、この問題を解決しなければならないという宿題から、いわば「解放」されたのだ。

誤解のないように最後に記しておく。拉致問題を解決する必要がないとか、小さな問題だと言っているのではない。安倍は困難は課題に対して、「自分なら出来る」と大風呂敷を広げてアピールしておきながら、できないとそれは「〇〇のせいだ」ということを巧妙に国民に納得させるという詐術を駆使していることを非難しているのだ。
それが安倍のメンタリティーだということを、国民は知っておく必要がある、というだけだ。

誠実で正直な政治家ほど、大衆的国民から支持されない。
これは日本“国民”だけの問題ではないかもしれないが、それでいいの?と言いたいだけだ。
以上。


netより「引用」

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