2012年2月3日金曜日

女子マラソン 重友梨佐は有望だ

ゴールする重友
(共同通信webより引用)
1月29日の大阪女子マラソンでは、有望と言われた福士が26㌔過ぎに脱落し、ダークホースと言ってもいい重友梨佐が優勝した。24歳の彼女に将来性を見た。

驚きだったのは、ゴールした後だ。3分もしないうちに行われたお立ち台でのインタビューで、ひとつも息が乱れていない。とても42.195㌔をいま走ってきたとは思えない表情と息遣いだった。そしてすぐ中継していたCXの仮設スタジオでの出演。ここでも平然と“普通に”話しをしていた。マラソンを見ていてこれほど驚いたことはない。

男子と同様女子マラソン選手の公式発表の身長・体重からBMIを調べてみた。大阪女子マラソンの公式サイトに掲載されていた体格と
有森、高橋はwebのプロフィールから拾った。この2人の体格は現役時代の最盛期のものなのかどうかは分からない。



選手名順位年齢身長体重BMI標準体重
重友梨佐1241685017.7 62.1 12.1
タチアナ・ガメラシュミルコ2281705117.6 63.6 12.6
野尻あずさ3291564317.7 53.5 10.5
堀江知佳4301614517.4 57.0 12.0
嶋原清子5351544318.1 52.2 9.2
アイリーン・モガカ7271674616.5 61.4 15.4
福祉加代子9291604517.6 56.3 11.3
野口みずき 331504017.8 49.5 9.5
有森裕子  164.54717.4 59.5 12.5
高橋尚子  1634617.3 58.5 12.5


面白いことに、ほとんどの選手のBMIが17台だ。体脂肪率が分からないので、確かなことは言えないが、女子のトップ選手はBMIとしては、ほとんど変わらないと言えるのではないか。
かつて野口みずきがアテネ五輪で優勝した時、体脂肪率が4%というのを何かで読んだ。
BMIが同様の彼女たちの体脂肪率がどうなっているのか気になる。
もっと言えば、女子マラソン選手の場合、トップに入る必要条件として、少なくともBMIがこの17台でなければならないと言えなくないか。
これは先日検討した男子マラソン選手と違いがあるように思う。男子の場合は必ずしもBMIは均一ではなかった。

重友は、主な日本人選手の中では一番身長が高い。体格的にも有利であり、有望だと思う。走りのスタイルがいいのか悪いのか、マラソンビギナーの私にはわからない。が、リズムが一定なことはわかった。一定のリズムで走ることが重要だと、複数の本で読んだ。確か5キロごとのラップもあまり変わらず走ったと記憶している。

そして、次にかける野口。身長150㌢のあの小さな体で走る姿は、私は好きだ。頑張ってもらいたい。大柄な選手を凌駕する彼女の走りを見たい。どちらかというと小柄な選手にシンパシーがわくのは、私自身が小柄だから。





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