ゴールする重友 (共同通信webより引用) |
驚きだったのは、ゴールした後だ。3分もしないうちに行われたお立ち台でのインタビューで、ひとつも息が乱れていない。とても42.195㌔をいま走ってきたとは思えない表情と息遣いだった。そしてすぐ中継していたCXの仮設スタジオでの出演。ここでも平然と“普通に”話しをしていた。マラソンを見ていてこれほど驚いたことはない。
男子と同様女子マラソン選手の公式発表の身長・体重からBMIを調べてみた。大阪女子マラソンの公式サイトに掲載されていた体格と
有森、高橋はwebのプロフィールから拾った。この2人の体格は現役時代の最盛期のものなのかどうかは分からない。
選手名 | 順位 | 年齢 | 身長 | 体重 | BMI | 標準体重 | 差 |
重友梨佐 | 1 | 24 | 168 | 50 | 17.7 | 62.1 | 12.1 |
タチアナ・ガメラシュミルコ | 2 | 28 | 170 | 51 | 17.6 | 63.6 | 12.6 |
野尻あずさ | 3 | 29 | 156 | 43 | 17.7 | 53.5 | 10.5 |
堀江知佳 | 4 | 30 | 161 | 45 | 17.4 | 57.0 | 12.0 |
嶋原清子 | 5 | 35 | 154 | 43 | 18.1 | 52.2 | 9.2 |
アイリーン・モガカ | 7 | 27 | 167 | 46 | 16.5 | 61.4 | 15.4 |
福祉加代子 | 9 | 29 | 160 | 45 | 17.6 | 56.3 | 11.3 |
野口みずき | 33 | 150 | 40 | 17.8 | 49.5 | 9.5 | |
有森裕子 | 164.5 | 47 | 17.4 | 59.5 | 12.5 | ||
高橋尚子 | 163 | 46 | 17.3 | 58.5 | 12.5 |
面白いことに、ほとんどの選手のBMIが17台だ。体脂肪率が分からないので、確かなことは言えないが、女子のトップ選手はBMIとしては、ほとんど変わらないと言えるのではないか。
かつて野口みずきがアテネ五輪で優勝した時、体脂肪率が4%というのを何かで読んだ。
BMIが同様の彼女たちの体脂肪率がどうなっているのか気になる。
もっと言えば、女子マラソン選手の場合、トップに入る必要条件として、少なくともBMIがこの17台でなければならないと言えなくないか。
これは先日検討した男子マラソン選手と違いがあるように思う。男子の場合は必ずしもBMIは均一ではなかった。
重友は、主な日本人選手の中では一番身長が高い。体格的にも有利であり、有望だと思う。走りのスタイルがいいのか悪いのか、マラソンビギナーの私にはわからない。が、リズムが一定なことはわかった。一定のリズムで走ることが重要だと、複数の本で読んだ。確か5キロごとのラップもあまり変わらず走ったと記憶している。
そして、次にかける野口。身長150㌢のあの小さな体で走る姿は、私は好きだ。頑張ってもらいたい。大柄な選手を凌駕する彼女の走りを見たい。どちらかというと小柄な選手にシンパシーがわくのは、私自身が小柄だから。
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