2015年10月15日木曜日

フルマラソンへの道② 道具が結構重要なんだよな



こぞって着用していた高速水着(ネットより「引用」)
北京五輪の時だったか、SPEED社の高速水着が「速い」という評判をとり(事実、この水着を着た選手が次々記録を塗り替えていたと記憶している)、ミズノやアリーナと契約していた日本人選手も、この高速水着を着てレースに臨んだことがあった。
 このとき北島は五輪の場で「I'm a swimmer」と書かれたTシャツを着ていて、ちょっとした話題になった。アイ・アム・ア・スイマー、すなわち「泳ぐのはオレだ。(水着じゃない)」と主張していた。このことを雑誌か新聞で知り、今でもかなり印象深く覚えている。
北島の主張は、かっこよかった。道具に翻弄されるのは、競技者として本来の姿ではないことを、静かに訴えていたのだ。まあ彼もSPEEDを着てレースに出たけど、ちゃんと勝った。今ではこの水着は公式試合では使えないらしいけど。すごい水着だった。

 スポーツを行う時に道具に踊らされるのは、いささか躊躇する。情けない。「弘法筆を選ばず」なんて古いことわざを持ち出すのもなんだけど、自分も「アイ・アム・ア・ランナー」=「走るのは自分だ」と、かっこよく言ってみたい。

 でも、やはり道具が結構重要なこともまた事実だ。
スキーをしていると、これはもう道具(板や靴)を何にするかで、滑りが違う。。

 という訳で、30㎞走は新しいランニングシューズで臨んだ。 NEW BALANCEの新シリーズ「VAZEE PACE」。
メーカーのうたい文句は、長距離を目指すための、弾力性と反発性、そして240gという軽量性だ。

ディゼロ・ジャパン・ブースト2
アディダスのブーストシリーズ(具体的にはアディゼロ・ジャパン・ブースト)とどちらがいいか迷った。ブーストの弾力性も手で触ると非常に魅力的に見えた。実際履いてみるとカカトの具合もいいのだが、残念かな、シューズの形状がイマイチ自分の足に合っていなかった。足型が合う人にはお勧めかもしれない。

結局2週間ほど考えて、つま先の形状がより自分の足に近いこと、また前が上に反っているので、足抜けがよさそうなことから、NBのものにした。。結果はオーライ。

RC1100 185gと超軽量
これまでは、自分の実力に対して、少し高めシューズを履いていた。軽さが魅力なのと、少しでもベアフットランができるように、店のススメもあり、自分なりに考えてあえて選んだ。ニューバランスの「RC110」。
写真は最新モデルだけと、自分のは旧型で、色は違うし、仕様ももしかしたら少し違うかもしれない。でもなかなかいいシューズだ。

雑誌に載っている記事で、少し上のシューズを選ぶのが良いという記事を後から見つけて、選択は間違ってはいなかったと妙に納得したりもした。



で、新しいシューズで30㎞走ってみてどうだったか。これまで長時間になると足がむくんだりりして異常に長い薬指があたって爪を痛めていたが、このシューズではそれがなかった。また足抜けもよく、疲れが出たあとに真価を発揮した。
20㎞くらいまでなら、ベアフットランニングをなんとか続けられるので、ヒールの底が浅いシューズでも、なんとか走れたし、苦にもならなかったが、苦しくなってくるとさすがにお尻が落ちて走ることになる。自分でも落ちているのが分かるけど、なかなか修正できずに走る。そういう状態で、このバジー・ペースは真価を発揮した。(続く)

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