2015年5月19日火曜日

使ってみました「キャタピラン」。意外な発見と効用

キャタピランを3足のランニングシューズと1足のビジネスシューズで使っている。以下は、その体験から感じる「長所と短所」と、意外な発見。

長所:これはキャタピラン自身が言う「ウリ」そのものだけど、とにかく走行による靴ひもの緩みは起きない。またそれぞれのパートで絞め方を調節できるのがよい。もちろんキャタピランのコブの間隔での調整になるが、その幅もよく考えられていると思う。

一度使うと手放せないスグレモノと言ってよい。開発者に敬意を表したい。発明と言ってもいいくらいだ。

短所1:セッティングに多少時間がかかる。また脱ぐ時もきちんとヒモをずらして脱ぐ必要があるので少し時間がかかる。まあこれはキャタピランを使う以上、致し方のないことなので短所と言ってはメーカーに失礼かもしれない。

短所2:寿命が短い。ゴムなので使っているうち伸びてきて調整が変わってくる。それだけコストもかかるということだけど、もちろんこの短所は、使用を止めるほどの理由にならない。

使ってみて気づいたのだが、面白いことに、フィットするシューズの方がキャタピランが長持ちする。

ASICSのシューズは、足底の形状が合わないだけでなく、足の厚みもあまりフィットしていなかった。キャタピランで調整すると、どうしても強く絞めることになる。
当然、ゴムが弛緩してきてしまう。

ところがNBのRC1100では、さほどきつく締めなくても、足がずれずにフィットする。だからキャタピランも長持ちする。つまりキャタピランの使用は、そのシューズが自分に合っているかどうかのメルクマールになっているのだ。
これは意外な発見だった。

●ビジネスシューズでの使用について。
仕事用の靴は、一度ROCKPORTを使うと、老人ランナーは、他の靴底の硬いものが履けなくなる。いまは、ほぼ
ROCKPORTの2足を交互に使っている。

一つはスリップオンだが、もう一つは紐靴だ。ヒモ靴は結構めんどうだ。いちいち締めるのは手間だし、かといって緩めて使っているとカカトが浮いて気持ち悪い。

そこでキャタピランの短い(50㎝)のブラックを使用した。
ビジネスシューズでもそうヘンには目立たないし、しかも脱着がラク。これはなかなかよい。

キャタピランの用途は広い。
今後、登山靴用のものも出てきてもいいのではないか。現在のものを使えなくはないだろうが、重登山靴となるとちょっと強度に不安もある。

トレイルラン用のシューズならまったく問題ないだろう。私が夏場、履いているスカルパの軽登山靴も悪くはないが、締める手間とどうかどう比較の問題だろう。

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ところで、ランナーの皆さん。『足』または『脚』の悩みはありませんか?。

走ることを初めておよそ5年。この間、アシの悩みは尽きない。
教科書通りということか、
最初は膝の外側のスジが痛み、その次は、足の甲の痛み。
そして足底腱膜炎は、痛みがなくなるまで8か月近くかかった。

多摩川(下流域がホームグラウンド)や皇居を快適そうに走っている老若男女を見ていると、この人たちの足指や爪は何ともないのか、ちょっと見せてもらいたくなく。

そう、一番の悩みは「爪」の破壊と、マメだ。

足指の形が一般的な日本人とは違い、薬指が異常に長い。
そのためなかなか合うランニングシューズがない。

①最初に買ったのは、初心者ランナー用のASICS「NEWYORK」だ。

最初に買ったシューズ。
あまり靴底は減らなかったので、
今はランニングからは「引退」させて、
車の運転や自転車の時に使っている。

通常靴は26㎝を履いているが、アートスポーツで進められたサイズは27㎝。これで半年ほど走った。しかし、しばらく走っていると27㎝でも薬指が当たりだした。

原因はいくつか考えられるが、靴ひもが緩み、足が靴の中で前に出てしまうことが一番大きいような気がしていた。しかしこのころはせいぜい5㎞か、目いっぱい走っても10㎞程度だったので、さほど苦にならず、あまりケアはしていなかった。

 このころはASICSが、自分の足に合わないとは、まだ認識していなかった。

②次に買ったのは同じASICSの「FEATHER FINE2」。少し型落ちして安くなっているのを買った。これは初めてハーフに出場するためで、NEWYORKでは少し重いと感じて買ったものだった。

しかしこれでも薬指の爪がやられてしまい、生え変わるまで8か月以上かかった。

③ 3足目。
またまたASICSの「SKYSENSOR-GRIDE」だ。結構軽く、アートスポーツではキロ5分前後の人用となていた。基本は{FEATHER FINE2」と同じコンセプトだった。しかしこれもまた、薬指が当たってしまった。

なんでこの時、またアシックスを買ってしまったか、今でも自分で不思議でたまらない。
普通に考えれば、アシックスで2度も爪をやられていたら、少なくとも違うメーカーを選ぶのが当たり前だろう。しかしアシックスを買ってしまった。

自己分析すれば、あまりにもランニングシューズの種類が多くて選べなかったということなのだろう。よく言われるように、人は選択肢が多すぎると結局、同じものをまた選んでしまうという心理。

人によってこの傾向に程度の差はあろうが、私は、結構これが強い、いわば『保守的』人間なのだろう。

コンビニで選ぶ昼食の弁当やサンドイッチ、洋服、などなど、思い返してみるとあれこれ迷った末に「いつもの」に落ち着いてしまう。このクセが、論理的はオカシイことは分かっていながらアシックスになってしまったのだ。(と、思う)



走り始めて、足の変化はいろいろ出てきた。左足の小指の付け根と親指の付け根の関節が外に膨らんできたので。これがスキー靴が当たる原因にもなってきて、いろいろ不都合なことになってきた。

半年ほど前、足底筋膜炎がなかなかよくならないのと、小指の付け根にできたふくらみ(軟骨というでしょうか?)が痛くて、普段の生活でも支障が出るほどになったので、慈恵会医科大学病院の「足の外科外来」に行った。外反母趾ではないという「診断」をもらった。

付けねのふくらみの痛みは、3か月ほどで「固まり」そう痛くはなくなった。つくずく人間のカラダって、適応能力が備わっていることに感心したものだ。


○4足目
NBの軽量。 トップランナー向きだけど、
私のようなC級ランナーでも十分使える。
ビクトリアお茶の水で、年配の小柄なランナー店員の方に進められたのが、ニューバランスの「RC1100」だ。これは片足285gと非常に軽い。上級者向け(キロ5分前半)だし、ソールもレース仕様でポチポチ(としか表現しようのない、小さなゴムの鋲になている)になっているので、とラーニングで履くのはもったいないような気もしたけど、これにした。


この時、店の人に勧められたのが、むしろサイズを落としてぴたりの方がいいということ。
26.5㎝にして、しかも2E幅を進められた。確かに締め付けがあり、履き心地の安定感はあるが、ちょっとキツイ気もした。しかしシロウトの悲しいところろ、言われるままに買ってしまった。

これで山形まるごとマラソンを走った。
しかしこのNEW BALANCE のシューズはなかなか良い。軽いこと。そして、少々きついがフィット感が自分の足には合っている。つま先の形状がしゃもじ形のためか、問題の薬指は当たらない。しかしレースを終えて、靴下を脱いだら左の親指が当たっていていた。トホホ。

紫色に変色した大きな爪。これが生え変わるには1年を要したように思う。しかも再生された爪はいまだに小さなもの。元の立派な爪にはなっていない。

ランニングによって手に入れた「心身の健康」の代償は、足爪の喪失という事態である。まあこれもしょうがないかな。

今、次に狙いを定めているのがアディダスのブースト系のシューズだ。夏の賞与で買うつもりだ。








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