2013年4月17日水曜日

実感!SUBARU「アイサイト」の真価はオートクルーズ機能で発揮される

15年ぶりに新車を購入した。SUBARUレガシー・アウトバック。

レガシー・アウトバック(SUBARUのwebより)
15年たつと車もこれほど進化しているのかと思うわずにはいられなかった。これまで乗っていた(今も時々乗っているが)ニッサン・ルネッサが「クルマ」なら、アウトバック2012は「マシン」だ。

走行性能や安全性、使い勝手などは自動車雑誌にわんさか載っていれのでここでは述べないが、スバルの「売り」のアイサイトについてひとこと触れたい。

 テレビCMなどではアイサイトによる衝突防止をうたっている。これはこれで最後の「セフティーシステム」として大事だ。ただ宣伝では、オートクルーズでのアイサイトの機能をあまりうたっていない。しかしここにこそ、アイサイトの一番の能力の真価があった。しかしそれは購入して初めて説明された。そしてしばらくたって高速道路を走って初めて実感した“すごさ”だった。
15年間乗ったNISSANルネッサ
これはこれで、いい車だったけど・・・

オートクルーズをセットすると希望の速さに設定できる。(アウトバックでは最速で114km毎時)。
また同時に車間距離も設定できる。(3段階)
安全をみて一番長い車間距離を設定しておくと(おそらく100mくらいか)、前の車との距離が詰まると自動的にブレーキングされて、一定の距離が保たれて走行してくれる。
前との距離が空けばまた速度を上げる。ブレーキをかければ一時的にオートクルーズは解除されスタンバイ状態になり、スイッチを押せばまたオンになる。

車をよく知っている人にとってはあたりまえかもしれないが、高速道路走行では、これは文書にする以上に安全と快適性をもたらしてくれている。

①アクセルを踏み続けなくていいので、疲れない。
②速度が自動的に調整されるので、無駄なふかしがなく燃費がすこぶるいい。(急加速をしてトルクを感じたい人には物足りないだろうが・・・)
③自動車の量や道路状況によって、オートクルーズのセッティングスイッチでこまめに速度設定を変えると、アクセル調整と同様のことがスムーズで行える。
④前の車との衝突のリスクが格段に減る。(アイサイトは衝突防止装置なので当たり前だけど)

この車に替えて、長距離走行が格段にラクになった。換言すれば、疲れが蓄積しない分、注意力も維持されるということだ。

アイサイトの「眼」(SUBARUのwebより)
もちろん機械は絶対ではない。過信してはかえってリスクが増す。しかしそのことを十分認識して使いこなせば、機械は人間の弱点を補ってくれる助っ人なのだ。

文明に否定的な考えの人は、ヒトは機械を使うことによってラクを覚え、怠惰になり、様々なリスクが増すという人がいる。それは一面の真理かもしれないが、「ある機械」が発明され、それを使える以上、賢く使いこなすことを覚えることの方が大切なのではないか。

機械は、だましだまし使っていくうちに、特性をつかみ、弱点もあることを認識して、自らの能力とどう組み合わせれば、より高度なことを安全に行えるものだと言える。
問題は、どう使いこなすかだ。

交通死亡事故で一番多いのが「追突」だと、何かの記事に出ていた。

高速道路の追突事故で象徴的な事故になったのが、東名で乗用車にトラックが追突して、後部座席にいた3人の子どもが亡くなった事故だった。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%B1%E5%90%8D%E9%AB%98%E9%80%9F%E9%A3%B2%E9%85%92%E9%81%8B%E8%BB%A2%E4%BA%8B%E6%95%85

こうしたいたましい事故は、なんとか減らしたい。そのために「アイサイト」のような装置が、車の「常識」になってほしいと思うし、おそらく10年後にはなるかもしれない。

ちょっと前、いわゆる「ツアーバス」の過酷な乗車勤務(と思われる)による、高速道路事故が問題化した。国は長距離の交代運転手の乗車をより厳しくするなど、対策を行った。
これによって確かに、事故が起きる“確率”はいくぶん減ったかもしれない。だけど、人間が行うことだからゼロではない。またいつか事故は起きるだろう。

まずトラックやバスにこそ「衝突防止装置」が義務付けられることを望みたい。


北陸自動車道のバス事故(web より引用)





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