2016年1月1日金曜日

元日の多摩川を走り初め

ガス橋から少し下った所(大田区側)
全国的に初日の出が見られた所が多く、比較的穏やかに明けた2016年。東京の西のはし(西東京市ではありません。)の大田区も、天気のよい夜明けだった。

 ということで、ルーチンワークを大切にする朴念仁としては、切り餅2コと雑煮を食べてから、朝9時過ぎに、ランニングに出かける。
さすがに元日午前中の多摩川はまだ人もまばらだった。いつもの丸子橋を渡り、右い折れてその丸子橋の下をくぐって“下流”に向かう。橋の下にはいつものホームレスの方、おふたにの姿があった。

 ひとりは6年前に走り始めた時にすでにいた女性で、もうゴミの山としか思えない荷物を橋の下に並べている。よく生きているもんだと感心しるほどだ。もう一人は比較的若い(40歳くらいか)男性で、同じ丸子橋の大田区側に住み着いていたのだけれど、橋の塗装かなにかの工事が1年ほど前に行われた時に居場所を失って、対岸に越してきた人だ。メガネをかけていて、いつも座って本を読んでいる姿ばかり見る。いったいどういう人なのか気になるが、声をかける勇気もなくいつもよ横目で見て通るだけだ。

ガス橋付近(川崎側)から上流を見る。人影もまばら
そんな2人の姿を2016年も「確認」して、ガス橋を目指す。河口に向かう風が結構強いようだ。河川敷のススキが斜めになって揺れていた。
ランニングをしている時、追い風は意識されない。自分の足が軽くなって調子がいいと錯覚する。その錯覚を意識しながら走るが、左足のモモの下の方の中の筋肉に軽い痛み(といっても違和感でいど)を感じていたので、ペースは緩く走った。キロ5分10秒~20秒ペースか。

 ガス橋を渡り、再び大田区側に移り、更に多摩川大橋を目指す。川沿いには大規模開発のマンションが並んでいる。きょうは軽くと思っていたけど、追い風効果とスローペースでまだまだ距離は出せそうなので、大橋を通り過ぎで六郷橋方j面を目指した。きれいに弧を描くように大きく湾曲したこのあたりは、道幅も広く、走りやすい。しかし風を受けやすいということもある。右手に富士山もよく見える。きょうは、ちょっと立ち止まって携帯電話で写真も撮った。そばで誰かが「北アルプスが見える」と叫んでいた。おそらく南アルプスか八ヶ岳くらいではないだろうか。いくらなんでも北アルプスまで見えない(と、思う。)
ガス橋(大田区側)から上流を見る 左の高層ビルは新川崎あたり

湾曲部を過ぎ、大田区の六郷グラウンドの端まで来たところで、引き返す。計算ではこのあとルーチンのコースを行けば、だいたい18㎞くらいだと勘定していた。
さて、川を上る方向を向くと、はたして向かい風の強さには予想以上だった。なにしろ湾曲部の風が吹きぬける所では、なんとカラスがホバリングをしていた。
トンビみたいに羽が大きくて滑空性能がいい鳥は風上に向かって絶対速度をゼロにするホバリングをするのをよく見かけるが、カラスがしているのは初めてみた。瞬間は風速15メートルくらいあったのではないかな。

前回のRUN(12月27日)では、向かい風に抗って頑張って走ったら、12~3㎞で失速。足にダメージが来て、そのあと帰宅までの3㎞ちょっとがつらかった。その時のモモのインナーマッスルの疲労がまだ残っていたので。今回は風にまかせてペースを自然に落とした。キロ5分30秒~40秒だ。でも少し慣れてくるのと、大橋を渡って川崎側を遡ることには風がいくぶん和らいできて、多少ペースは上がった。それでも無理はせず、18.8㎞で帰宅。2016年初日としてはまあまあかな。

六郷橋とガス橋の間(大田区側)大きく湾曲している。




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