2015年11月3日火曜日

答えが簡単に出ない問題をどう考えるか。辺野古と普天間、労働者派遣法・・・etc.

 韓国の主張する「慰安婦問題の解決」や、新安保法案がいいのか悪いのか。また、改正労働者派遣法は、政府の言うように労働環境がいい方向に行くのか、それとも改悪なのか。沖縄普天間基地の移設問題。18歳選挙権になった場合の高校生の政治活動問題、等々。

辺野古(netより「引用」)
どれも簡単には「正解」が出せない問題ばかりだ。全体を俯瞰し、よく考えれば考えるほど、問題の本質の奥深さ(根深さ)が見え考えことに「迷い」が出てくる。

 確か古市憲寿さんがどこかで書いていた。沖縄基地問題に関して、メディアの世論調査が「白黒」を設問・回答を要求してくるが、考えれば考えるほど「分からない」という答えがまっとうなのではないか。と。(表現はこんなにストレートではなかったけど、要するにそういう趣旨で言っていた)。

 高校生の愚息が新聞を読んで、こちらに「答え」を求めてくるが、いずれも「う~ん。難しい問題だ」としか答えられない。すると「オマエは逃げている」と不満を言われるけど、しかたない。

○韓国の“従軍”慰安婦問題。
安倍首相の「本音」や「思想」はともかくとして、これまで政府も出資した償い金や村山首相の「談話」など日本としては決着を図ってきたのは事実だ。いまさら韓国で騒ぐことには、リベラルな文化人も「困惑」している。だから今回の日韓会談際して沈黙しているし、実際「何も言えね~」状態だ。

○改正労働者派遣法
いわゆる26業務がなくなり、すべての業務が3年の「期限」になった。ただし3年は人のことで、事実上、「仕事」についてはずっと派遣労働を導入していける。これは、突き詰めると「人」重視なのか「仕事」重視なのかという問題になる。そして派遣法そのものが製造業などの、言ってみればあまりスキルや人の継続性を重視しない仕事のためのものになりつつある。
実際、事務などは有期の直接雇用が増えている。有期が5年という「目途」が示されているためだ。
コスト的には派遣会社に支払うより社会保険を負担しても「安い」という目算なのだろう。
生産量に応じてすぐ人を切りたい製造業の「単純作業」では、派遣は都合のよい労働力の導入だ。そのための改正だったと見ることもできる。
 では、これまでの派遣法でよかったのかというと、そうとも言えない。

○普天間基地の辺野古への移転問題
 「在日米軍はまったくいらない。だから基地は廃止すべきだ」という主張ならば、それはそれでスジは通っているから、論争のしようもあろう。しかし南沙諸島や尖閣など、結構きな臭いことが日本の周辺で起きている現状では、そういう『主張』はごく少数だ。それは世論調査からも伺える。
 だから社民党などは「国外へ」とか、おバカ首相だった鳩山の「最低でも県外」などという中途半端な発言が出るのだ。基地が迷惑施設であることには変わりない。国外、県外でもどこかで誰かが迷惑を被るのだ。ではどうするのか。答えが出ない問題の最たるものだ。

福島第2原子力発電所
(netより「引用」)


(続きを書くのが億劫な話しだ。嗚呼)


 

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