2011年10月18日火曜日

男も女も股を閉じろ

 10代の時、バイク免許(400cc中型限定)を教習所に取りにいっていたとき、まず教官に言われたのは、股を閉じるということだった。「白バイを見れば、皆しっかり燃料タンクをしっかり締めているだろ。だけど暴走族は股をだらっと開いている」、と。

 安定した「正しい」走行をするためには股に力を込めて燃料タンクをぎゅっと挟み込むことだと、この時刷り込まれた。そして実際その通りだ。
 20年近く前、ケアンズで休暇を楽しんだ時、乗馬をした。これが結構ハードというが初心者に大胆不敵というか、いきなり馬を与えられて結構なスピードであちこち走った。教えられたのは馬の名前だけだった。あとは見よう見まねでやれということらしい。しかし楽しかった。この時も馬をコントロールするにはしっかり股に力を込めることが肝要だということが体験的に分かった。

白バイの乗り方は文句なくカッコイイ


※左の写真の若干の補足
 バイクに乗る人ならば、たいていは経験したことがあるだろう。カーブでマシンを傾け時、シロウトだと少々恐怖を感じる。
この時、きちっと膝を閉めて操縦するのは、それなりに経験が必要だ。




 股を閉じるのは、物理的安定性だけでなく身体に緊張感を持たせることでもあると思う。

スカート姿の女性が少なくなったためなのだろうが、通勤電車内で、膝をくっつけて座っている人は滅多に見かけなくなった。私はキライだ。きちっと股を閉じろ。それが車内のマナーだというだけでなく、その方が美しい。

JRが開発した、「膝を開かせないというシート」

 これは男尊女卑の思想で言っているのではない。

男も同様だ。長い足なのはわかる。が、それは車内で誇示するものではない。お互いに迷惑にならないように座るのがマナーだ。車内で股を閉じられないのは、その人たちにとって車内が「社会」ではないからだろう。彼らにとって空間は常に「自分のもの」という意識しかないのだろうか。
公共の場では常に「緊張しろ」と言いたい。

 ついでにひと言。
最近通勤電車では、あの「スマートフォン」をいじくり回して、周囲の迷惑をかえりみない輩がまた増えた。女性専用列車なんかいらないから、読書専用列車をつくってほしい。電車内は静かに本を読むとことだ。断然そうでなければならない。
電子機器を使う人は貨車を連結してそれに乗ってもらえばよい。

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