2013年11月23日土曜日

都知事・猪瀬直樹は、「平気でウソをつく人」だということは分かった。

草思社文庫版も
出ています。
久々に朝日新聞のスクープを見た。
11月22日(金)の朝刊を見た、(朝日以外の)メディア関係者は飛び上がったのではないか。
猪瀬東京都知事が、徳洲会の徳田虎雄理事長から、5,000万円もの資金提供を受けていたのだ。しかもそれはいわゆる「ウラ金」だった。
NHKも朝のニュースではさすがに追えず、昼からなんとか報道していた。(他のメディアは見てないので知らないが。)

 その日に開かれた会見の模様は、多くの「都民」が見ただろう。あれを見れば、いかにその場しのぎの苦しい答弁だということは、子どもでもわかる。ここで多くを書く必要もない。

asahi.comより「引用」
このウラ金が、政治資金規正法など、法律的にどうイケナイことなのかどうか、専門家でないのでよく分からない。また倫理的、道徳的、社会的にどれほどイケナイことなのかは、それぞれ人によって感じ方や受け止め方も違うだろう。だから、そんなことは法律の専門家(司直というのだろうか)と、メディアと大衆世論に任せる。

これまでの報道から、ひとつだけ確実に分かっていることは、猪瀬は「平気でウソをつく人」だということだ。
 
 朝日の報道によると、当初、猪瀬は朝日の取材に対して「知らない」「知らないって言ったらしらない」と言いつのったという。(いま録音するのはあたりまえだから、証拠もあるだろうが、アサヒは、録音流出“事件”で痛い目にあっているから、そのことはおそらく絶対言わないだろうが)

一番問題なのは、何よりも、「平気でウソをつく」という性癖だ。
だれにでも間違いはある。(それが法に触れることであれば、それはそれで問題だけど)
都知事選挙に出る準備をしていた猪瀬の立場を忖度すると、選挙のシロウトとして、どのくらい資金がいるのか、どう用意すればいいのかおそらく不安だったのだろう。

 そして誰かの入れ知恵なのか、徳田虎雄に「おねだり」した。その気持ちはわからないでもない。猪瀬がかつて著書で書いているよに、ノンフィクションライターとしてデビューするまで、お金に苦労して、信用金庫でやっと融資してもらえた苦い経験があるからだ。

 しかし知事選挙は、本人も驚くほどの支持を得て「楽勝」だった。結果的にウラ金は使わなかった。そのカネは妻の貸金庫という懐に入れてしまった。

「せっかくくれたお金を、お金持ちの人に返すのもなんだから」というくらいの感覚だったのかもしれない。

しかし徳洲会に強制捜査が入り、怖くなった。慌てて返却した。そしてバレた。

ここまでは、選挙を戦う政治家にはよくある話なのかもしれない。(もちろんいいことではないけど)

しかし猪瀬はそのあとに、「性癖」が出てしまった。
「平気でウソをつく」という。

こういう人は、一刻も早く政治の場から退場した方がいい。ウソをつくことを何とも思わない人間は、行政の長としては絶対だめだ。
「過ちを改めざること、これ過ちなり」ということわざを、博学な猪瀬は知っているだろうに。

このまま知事に居座るようなら、「ミカドの肖像」も「道路の権力」も色あせたものになるだろう。残念だけど。


(追記)
23日(土)のNHKの朝のニュースでは、追っかけスクープが出ていた。「猪瀬の方から1億円要求していた」というのだ。猪瀬、早く知事をやめるべきだ。





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